「悩み」を分析？
資産家の方が、考える事・関係の有る事・切っても切れない事、たくさん有ります。
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不動産の維持や管理、有効活用、購入や売却、収益化や収益性アップ…
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金融資産の維持や管理、利殖、減少の食い止めや収益アップ…
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株や投資信託等の購入や売却、組み替えや洗い直し、今後の方策…
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保険の加入や解約、適当な保険かどうか、それで大丈夫かどうか…
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家系を守る事や、家族の将来、相続対策や『争族』対策…
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友人やご近所・親せきに対する、体面や体裁…
さて「悩み」とは言っても、悩み方は人それぞれです。
「〇〇を悩んでいる」という方もいれば、「△△△が悩みだが、よく分からなくて…」という方もいます。
特に資産家の方には考える事、関係する事が山の様に有りますので、一筋縄ではいかない事や考え自体がまとまりにくい事も、沢山有ります。
その為相談を受けると、実はこのスタートの『悩んでいる事』自体があやふやであったり、本人の考えている事が的を得ていなかったり、本人もモヤモヤしていたり…、という事がよくあります。
あるコンサルティングの世界では、明確・的確に問題点を指摘・定義出来ていれば、答えは一つであるという事が言われているそうです。
考えると当たり前です。
『これ』が問題と明確に分かっていれば、解決策は自然に決まってきます。
例えば、お腹がすいて空腹を満たす必要が有れば、ご飯を食べます。解決です。
なぜこの様な話をさせて頂くかと言えば、悩みを解決できずにずっと悩んでいるという方の多くに、実は悩みの解決策を探したり分析したりばかりしていて、その悩み自体を分析をしたり問題点を考えている方が少ないのです。
お腹がすいたなぁ～？となった時、これを食べよう！となった人は、それを食べれば解決します。
しかし、お腹がすいたなぁ～？何を食べようかなぁ～？となった人は悩みます。
この違いです。
ちょっとの違いですが、とても大きな違いです。
例えば相続対策で節税を考えないといけない場合、
「相続対策で節税の為に、不動産の有効活用をしよう！だからマンションを建てよう！」と、なる人は悩みません…、よね？
でも、「相続対策で節税の為に、不動産の有効活用をしよう！…、でも…、どの方法が良いのだろう？」となると、当然悩みます。
もちろん、有効活用の方法を調べたり聞いたり検討したりして、自分にはコレ！というものが見つかる人もいます。
しかし色々考えても、また人に聞けば聞くほど、『コレ』というものが見つからない、決められない、分からない、という方も沢山いらっしゃいます。
お腹がすいたなぁ～？何を食べようかなぁ～？お肉にしようか？お魚にしようか？和食にしようか？中華にしようか？…、という状態です。
この場合に『コレ』を見つける、決めるにはどうすれば良いでしょうか？
美味しそうなステーキやお刺身を想像しても、さらに悩むばかりです。
この場合『お腹がすいた』という事を、分析したり考えてみるのです。
単に空腹を満たすというだけで良いなら、ファーストフードでもレストランで豪華な食事でも、何でも良いわけです。
健康の事を考えてという事なら、最近食べた物とのバランスを考えるでしょうから、肉料理が続いているなら、魚料理が良い！となるかもしれません。
この様に答えが見つからない場合は、元の問題点を再度考えてみる・見つめ直してみる、と言う事が解決の糸口になる事も多いものです。
ご自身で悩んでいる事を解決したいと言う方は、参考にして考えてみて下さい。
例えば、「持っている土地の有効活用を考えているが、どの方法が良いか分からない」という場合で、マンションやアパートなどの賃貸事業が良いのか駐車場や店舗が良いのか？など、答えが見つからない場合、まずは「この土地の有効活用を考えている」という点を分析してみて下さい。
なぜ有効活用を考えているのでしょう？
どうしてそう考えているのでしょう？どうなったら良いのでしょう？、そして何がダメなのでしょう？を考えてみて下さい。
借金はしたくないし手間もかけたくない、という事なら駐車場とか貸地かもしれませんよね？
出来るだけ収益を上げたいし節税もしたい、という事なら借入をしての賃貸マンションなどかもしれませんよね？
この様に解決策を考える・掘り下げる前に、問題点を考える・掘り下げるという事をしてみて下さい。その上で解決策が見えてこなければ、そこからもう一段掘り下げてみて下さい。
例えば、先の例で賃貸マンションが良さそうだけど…という場合、「自分が賃貸マンション経営をする」という事を分析してみて下さい。
すると例えば借入を返せるかどうかが問題？不安？という事が浮かび上がってきたとします。
その場合、返せるかどうかが分からない借金は受け入れられないとすると、借入をしてのマンション経営は解決策では無かったという事です。
つまり問題点は、「借入をせず可能な土地の有効活用の方法は？」という事ではないでしょうか？
この様に考えていって、その上で解決策を考えてみる事も解決策を見つける一つの方法です。
因みにここだけの話、様々な会社が販売や受注の為に行う“営業”、特にコンサルティング営業というものは、多かれ少なかれこの考えや流れが入っている事も多いものです。
（お客様の為で無く自社の販売や受注に繋がるよう、問題解決の流れをコントロールするのです、誘導しているのです。…ピーンと来た方は、ご自身で悩みを解決できる可能性大です。）
しかしそうは言うものの、「言うは易く行なうは難し」が世の常・人の常です。
自分では解決できないから悩んでいるんだ！という方も多いと思います。
私も自分の事はそうですし…。
そこで、誰かに相談する事になると思います。誰かの手を借りた方が、正直な所、解決には近道です。
誰の手を借りるかと言えば、専門家やその道のプロなどといわれる方々です。
専門家やプロですから、抱えている悩みの直接の解決策を出してくれたり、悩んでいる方の気づいていない所も、チェックしてくるかもしれません。
それでこそ、プロなのですから。
でも…、悩んでいる方と言うのは、ここで悩んでいる方も多いのです。
誰に相談したら良いのだろう？
どう相談したら良いのだろう？
何を聞けば良いのだろう？
そして…、
こんな事を聞いても良いのだろうか？
こんな事を聞いたら恥じゃないだろうか？
何を聞けば良いかを聞くのは、さすがに恥ずかしい…
などなどです。
しかしご安心を。
多くの方が本当は同じように思っています、表には出さないだけで。
私が相談を受けていて、しばらくたってからよく言われました。
「こんな簡単な事でも聞いても良いのかな？と思っている事を、聞きやすいから助かります」って。
私が多くの事を知っていると言いたい訳では有りませんし、そんな事思ってもいません。知らない事がたくさん有ります。何でも知っているなんて…、そんな人はいません。そんなこと言う人は、信用しない方が良いです。その事を知っていたかどうか、だけの話です。
誰しも、知らない事が有るのです。
何か知らない事が有るからと言って、気にしすぎる事は無いと思います。
誰かに相談するというのは勇気のいる事では有りますが、決して恥ずかしい話ではないと言う事だけご理解ください。
例えば相続で悩んでいるという話や揉めている話しって、（井戸端会議的な話は別にして）あまり聞かれたり相談されたりした事は無いと思います。
でも本当は、悩んでいる方はたくさんいます。痛い目を見ている方はたくさんいます。
なぜ、そんな事が言えるかと言えば、今までたくさんの相談を受けてきたからです。だから悩んでいる方が多い事、そのこと自体は知っています。
（極端な方だと、一つ屋根の下に一緒に住んでいるのに親子で別々の弁護士を立てて、お互いに訴え合っている方もいました。・・・実話ですよ。）
でも皆さん、身内の話だからとか恥ずかしい話だからと思うのか、なかなか相談はしません。
また、いざ誰かに相談しよう、専門家に相談しよう、となると途端に不安になるんです。
相談したいけど…、実は良く分かってないんだよなぁ～って。
それが普通なんです。
ですので、自分で解決できない時は、素直に誰かに相談しましょう。
悩んでいる時間がもったいない・・・というよりも、悩んでいる時間は不幸な時間です。そのままにしておいて勝手に解決するなら良いですが、ほとんどの場合そんな事は有りませんし、それなら誰も悩みません。そして誰もあなたの問題に気付いてくれませんし、勝手に解決もしてくれません。
解決すること自体は、助けを借りても良いのです。
ただし、『助けを借りる』と言う事は自分でしないといけませんので、その行動だけはしましょう！
しかしこの、素直に誰かに相談しましょう！という事に付いて、
「やっぱり、分かってくれないんかぁ～」
と、思っている人…、いると思います。
相談した方が良い・しないといけない・するしかない・と思っているけど…、という方だと思います。
大丈夫ですよ。たくさんいるんですよ、同じ人。
それで普通なんですよ。
では今度は、思っているけど…という事を分析・考えてみましょう。
多いのが、相談する事自体を悩んでいる方です。
・この程度の事で、誰かに相談する必要なんてないんじゃ…
・この程度の事で、相談するなんて恥ずかしい事なんじゃ…
という様な事です。
ハッキリ言ってしまうと、勇気が持てない、と言う事です。
ここで、「勇気を持って…」なんて言われても、無理ですよね？
それが出来るぐらいなら、もう誰かに相談しているでしょうし。
しかし悩みの解決は、自分でするか誰かのチカラを借りるか（相談するか）の、どちらかしか有りません。
自分でされる方は別にして、誰かのチカラを借りるしかない場合としては、あまり有効な解決策ではないかもしれませんが、
・自分と同じような悩みを、たくさんの方も持っていて悩んでいる事。
・自分と同じように、悩み続けている事。
を知る事だと思います。
同時に、その様な相談を待ってくれている人もいる、と言う事を知る事だと思います。
そおかなぁ～？と、思いましたか？
そんな人いるかなぁ～？と思いませんでしたか？
でも、今ここで、このホームページを見ているでしょ？
いるんですよ、世の中には。
同じように悩んでいる人が。
そして、相談してくれる事をまっていてくれている人が。
まだ、その人と ”縁” が繋がっていないだけなんですよ。
